プログラムを作る前に、「コンセプト」を作ろう!

こんにちは。terapotanです。
今回は「コンセプトの決め方」について話していこうと思います。




コンセプト決めの重要性

「プログラムを決める前に、コンセプトを決める」と聞いてこう思うかもしれません。

えっはやくゲーム作りたいんだけど、プログラミングしたいんだけど

これは私が実際に思ったことでもあります。

しかし、コンセプトを決めないと最初のうちはいいですが、開発が進んでくると

・・・結局何作りたかったんだっけ

ということになりかりません。
どんな人に遊んでもらうのかが明確にならないので、面白いゲームが作りにくくなります。


そんなコンセプトですが実際にどうやって作るのでしょうか。

コンセプトの作り方

ゲームでどう楽しんでもらいたいかを考える


あなたはどうしてゲームを作ろうと思ったのでしょうか。

ただ単純にプログラミングがしたいから、自分の作ったゲームがすごいといわれたいから、、、などどうしても「自分のために」ゲームを作るという人が多いかもしれません。
ですが、それではコンセプトはあまり見えてきません。
コンセプトを作るうえでは、「相手のために」ゲームを作るという心がけが一番重要です。
それを踏まえたうえで、ゲームでプレイヤーにどう楽しんでもらいたいか考えましょう。

ターゲットを考える

ゲームに限らずそうですが、「すべての人が楽しめるゲーム」というのは存在しません。
それを目指そうとしても誰も楽しめない中途半端なゲームになってしまいます。

ターゲットは明確にしなければなりません。例えば、

「10代男性」

だと、

「毎日ゲームやっている10代男性」、「いつもはほとんどゲームをしない10代男性」

もいるかもしれません。前の節で決めたコンセプトが一番はまるターゲットを考えましょう。自ずとターゲットが明確になっていきます。

ペルソナを作る

コンセプトを決めて、ターゲットを決めても、ゲームを作っている間にユーザー像がどうしてもぼやけてしまいます。
そこで、まるで実際に存在するかのようなゲームのユーザー像を作ります。これをペルソナといいます。

ペルソナには以下のような情報を入れます。
- 名前
- 年齢
- 住んでいるところ
- 家庭環境
- 趣味
- 人間関係
- ペルソナの口癖(その人が言いそうなセリフ) - ゲームと今までどうかかわってきたか など

上の要素を必ずすべて入れなければならないということではありません。
自分がペルソナ像を具体的にイメージできれば、問題ありません。

実際の例

私が実際にゲーム開発に使った、ペルソナを公開します。



伝えたい価値とは、、、

普段スタンプやペンなどをすべてコレクションしたくてたまらないが、費用や場所がなくすべてをコレクションすることができず不満がたまっている人。
ゲームでも、ついつい新しいアイテムをすべて集めたくなるようなユーザー。

セグメントを印象付けるようなエピソード

コンビニやスーパーで売られているガチャガチャを見るとやらずにはいられない性格。一度ガチャガチャをやり始めるとそのガチャガチャに入っているすべてのの種類を集めるまでやめることができない。
集めたアイテムは、台の上に飾って大切に保管してある。自分の家に帰るたびそれを眺めて優越感に浸っている。

その人が言いそうなセリフ

「あと一つなんだよぁ」

ゲームとの関わり方

ゲームは小学校のころから遊んでいる。そのころから、ゲームで取得できるアイテムをすべてコンプリートすることが好きだった。たいてい攻略本を購入しそれを見ながらすべてのアイテムを収集していた。
自分で考えてゲームをするということはあまりしなかった。
大学生になってからは、ゲーム機でゲームすることはなくなり机の上にノートパソコンを置いて、フリーゲームをダウンロードしてレポート作成の合間などに遊ぶ毎日である。性格は相変わらず変わっていない。

ペルソナに期待すること

ゲームをプレイし、ステージのクリアだけでなくステージステージごとに得られるアイテムをすべてコンプリートしてもらうこと。また自分て優越感に浸るメニュー、画面などで優越感に浸ってもらうこと。収集欲をそれで満たす。

基本情報

  • 名前:佐藤 隆
  • 年齢:18歳
  • 住まい:東京在住。大学から徒歩10分程度のところに住んでいる
  • 家庭環境:一人っ子。兄弟はいない。大学に入学してから一人暮らしを始めた。
  • 趣味:スーパーにおいてあるガチャガチャでコンプリートして自分の部屋の台において眺めること。
  • 部屋の様子:学習机を一つ、ご飯を食べる用の長机が一つ部屋に置いてある。部屋はそこまで広くはない。壁の色は白で部屋は比較的きれいである。ごみが散乱していることもない。壁際に自分が集めたものを飾るスペースがありいつも帰ってくるとそれを眺めて、優越感に浸っている。
  • 人間関係:大学には入学したばかりなのであまり友達はいない。高校のころは自分と同じものを集めている人とは仲が良かったが、それ以外の人とはあまり仲が良くなかった。仲が良かった友人とはコレクションの交換や見せ合いをして楽しんでいた。